19歳女の話

追い詰められた瞬間を書きとめていくので見てください、20歳になりました

感情の波

感情が高ぶり、神の前のように懺悔したあと、相手が全知全能たる神ではなくただ私と同じ私以上に優れた人間ではあるものの神ではない存在だということを思い出して更にごめんなさいという5文字を繰り返します。強烈な罪悪感と何もできなくなってしまった、自分への呪い気色の悪さ。相手は何も悪くないのに相手を責めてしまってるんじゃないかという勘ぐり、「頑張れ」「出来るよ」などポジティブな言葉・姿勢に対するネガティブな返答、態度、その言葉をかけてくれる友人や恋人への言いようのないほどの深くくらい、重い感情、こんな人間にかけてももったいない。自分にはそんな価値がなく付き合うに値しない人間であることをみんなに知ってもらいたい、きみが信じて言葉をかけてくれた私は分厚く冷え固まった溶岩にろうを塗りたくって作られた人形で嘘ばかりなんです、本物のわたしは怠惰で自分に甘く気色の悪いプライドだけ一丁前に高いただのコンプレックスの塊、励ましてくれた人々を妬むただの醜女なんです、頑張れと温かい言葉をかけてもらうたびにろうが溶けて冷え固まった溶岩が顔を出しその人間を心の底から妬んでしまうのです、わたしは何も努力をしていないのにおこがましいにもほどがあります。わたしのためを思ってやってくれてることが全て憎く感ぜられてひとりでいることが余計にさびしく、子供のように欲求をぶつけそうになる手前で高いプライドがそれを抑えつけうちに抱え込みまた黒々とした重い気持ちを背負うことになります。気持ちの悪いループです。誰が悪いのかなんて最初から最後までわたし一人しかいないのです。わたしが努力して勉強して笑顔でみんなと関わり合ってそこそこのバイトでもらったお賃金でささやかな楽しみを得て四月を待てれば良かったのにそれすらもできない欠陥女。学生の身分として失敗作のお手本のような人間です。こんな女とだれが関わり合いを持とうというのでしょうか、わたしだったら願い下げです。人にも会いたくありません。こんな寝てばかりの馬鹿が合わせる顔など無いし、好きだとかそういう気持ちを相手に伝える権利はないです、なぜなら迷惑をかけてしまうから。眠気もありません、空腹は感じますが、己に甘くただ肥えていくだけの食用にもならないわたしは生産性もなく食べ物を食べるだけで世の中の害になります。自分のくびれもなければ不自然にでた下っ腹が、鎌倉か京都かで見た餓鬼の絵にそっくりで、笑える。